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テンプレート:ネタバレ冒頭 ティオ大海恵(おおうみ めぐみ)は、は、雷句誠漫画金色のガッシュ!!』および同作を原作としたテレビアニメ『金色のガッシュベル!!』の登場人物。

ティオ[]

声 - 釘宮理恵

本作品のヒロインでもある魔物の少女。ガッシュの仲間。勝気な性格で、魔界ではコルルと共にガッシュのクラスメイトでもあった。盾や回復など、主に戦闘補助の術(聖属性の術)を使う。おてんばで、魔界にいた頃から他の魔物の首をよく絞めていたためか、「首絞めティオ」の異名があり、ティオに首を絞められた者は、人間・魔物を問わず、ろくろ首の様に首が伸びる。さらに怒りや憎しみが頂点に達すると恵曰く「暴れん坊状態」となってしまう。握力は80~120kg。高所恐怖症という弱点がある[1]。ちなみに家族は父、母、自分の3人家族。また、好きなアニメはひとりでチュリプュアで、下着もそのキャラクターの図柄入りのものを着用している。

魔界時代に親友だったマルスに裏切られたことから周囲の魔物に心を閉ざしていたが、ガッシュによって救われ、共に「やさしい王様」を目指すことを誓う。パートナーの恵や、頼れるお兄さん的存在である清麿に信頼を寄せている。恵が仕事で忙しい日は、よく清麿の家へ遊びに行っている。ガッシュに好意を持っているようだが、その気持ちへ素直にはなれない様子(俗に言うツンデレ)。気が強いが、原作第58話「その時まで」(コミックス第6巻に収録)及びTV第23話「メルメルメ~!燃えよウマゴン」では涙を流しながら本の持ち主を必死で探すウマゴンの姿にマルスから逃げていた頃の自分自身を重ね、清麿に『あの魔物(ウマゴン)を清麿の所に置いて欲しい』と懇願する優しさを見せている。恵から合気道を教わっている。また実際に教わったかは不明だが、ウォンレイに弟子入りを志願した。メンバーの中で唯一、恵が清麿に好意を持っていることを知っている。

戦闘に関しては後方支援が主だが、ガッシュを始めとした、他の仲間たちがもっぱらパートナーの指示に従って戦うのに対し、自分の側から積極的に指示を働きかける傾向がある。対クリアの修行により、精神を集中する事で、体の周囲に術抜きでバリアを作り出せるようにまでなった(ただしこの能力が活躍することはなかった)。

クリアとの最終決戦にて、クリアの放つ「ザレフェドーラ」の超遠距離連続砲撃からガッシュとウマゴンを守り続ける。自身を犠牲にしながら防御するその過程でティオの身体は限界を迎えつつあったが、アメリカ・ロッキー山脈近郊にて「ザレフェドーラ」主砲自体を射出する超巨大攻撃から地元周辺の人々を守るため、最後の力を振り絞る。桁外れの破壊力を誇る消滅エネルギーに対しチャージル・セシルドンで対抗し、己の本と引き替えになりながらも見事防ぐことに成功。ガッシュに『また明日』と言い残して魔界へ帰っていった。

人間換算年齢:6歳。身長:ガッシュより若干高め。好きな食べ物:魚、シーチキンケーキ。趣味:歌、ダンス、首絞め、恵のマネ。嫌いな魔物はモモン

呪文[]

  1. セウシル
    球状のバリアを張る呪文。ティオ自身の周囲のみならず、離れた場所にも任意に作成でき、仲間の防御や、敵の脱出経路の遮断としても使える。ただしその位置に遮蔽物があると、バリアはそこを避けるように張られるので、地上においてはドーム状となり、地下からの攻撃には対応できなくなる。マ・セシルドとは異なり、全体を防御できるが、防御力はやや低め。最大範囲は、半径数メートル程。
  2. サイス
    両腕を交わして小さな刃を飛ばして攻撃する術。威力は弱く、殆どの場合本を狙う形で放たれるが、率先して壁破壊に使う場合もある。ただし人間相手なら気絶させることが可能。
  3. マ・セシルド
    円形の巨大な盾を出現させる術。ティオから離れた任意の場所に作り出せる。ティオの防御呪文の中で最も強く、ギガノ級程度なら完璧に防ぐ事ができる程の防御力を誇る。球状バリアとして展開するセウシルとは異なり、あくまでも盾なので効果範囲は一面のみ。
  4. ギガ・ラ・セウシル
    敵を球形のバリアの中に閉じ込める術。内部から放たれた敵の攻撃を敵自身に跳ね返してしまう効果がある。セウシル同様、地上で使うと敵が一般的な大きさならばドーム状になる。ただし耐久性はさほど高くなく、強力な術にはあっけなく破られることが多かった(しかし、心の力を高めればわずかではあるがギガノ級を弾いた事もある)。そのためまともな効果が得られたのは数回しかない。ナゾナゾ博士との対決で習得。
  5. サイフォジオ
    回復効果を持った剣を出し、対象を貫くことで戦闘で受けた傷や消耗した体力を回復する術。わずかながら対象の心の力を回復させる効果も持つ(その対象が自分だった場合、心の力の回復効果も得られるかどうかは不明)。魔物と人間、両方に効く。複数の対象を串刺し状態にして、一度にまとめて回復させることも可能。ギガ・ラ・セウシル同様、ナゾナゾ博士との対決で習得。
  6. チャージル・サイフォドン
    怒りや憎しみを攻撃力に変える、ティオの最大攻撃呪文。対モモン戦における数々の恥辱から覚醒した。形状はサイフォジオに似ているが、女神の上半身が巨大な刃を手にしたような姿をしている。女神の胸の水晶部分にそれまでティオが受けた怒りや憎しみの図が浮かび、その感情の昂ぶりにつれて女神の顔も凶悪になり、MAXの攻撃力は鬼でも大蛇でもない例えが出来ない程の強力な威力を持つ最凶呪文。この術の登場によって、今までほとんどサポートにだけ徹してきたティオにも、積極的に攻撃を仕掛けていく場面が見られた。恵は初めてチャージル・セシルドンを使った際『本来はチャージル・セシルドンだけを覚えるはずだったが、モモンの悪戯(主に彼女のスカートを捲られた事)で凶暴化していたせいでこの攻撃的な術を偶然覚えてしまった』と推測している。
    尚初回登場時以降は、憎しみなどの感情そのものよりも、ティオ自身が受けたダメージを攻撃力に加算するシーンが多い。
  7. チャージル・セシルドン
    チャージル・サイフォドンと共に現れた「読めない呪文」が読めるようになったもの。原作とアニメ版では形状が異なる。また原作の形状のみ、盾の裏側で防いだ術がどういう状態なのかを映し出しているが、役に立っているかは不明。
    原作:下半身が巨大な盾となった女神を召喚する。女神の胸の水晶に仲間の傷ついた姿などが浮かぶ度、高まっていくティオの「誰かを守りたいという思い」に呼応してより強固になり、発動中に敵の攻撃で破損しても、その能力で瞬時に修復する。その強度は、ゼオンの最大呪文「ジガディラス・ウル・ザケルガ」をも防ぐほど。盾には指のようなものがあり、かざしたティオの手とシンクロしている描写がある。チャージル・サイフォドンとほぼ同時に本には術が現れていたが、ティオの本当に誰かを守りたい心が目覚めるまで、恵には読めない状態であった。
    アニメ版:光る珠を中心として手をつないだ3人の女神のような姿が現れ、珠が敵の攻撃呪文を吸収する術。ゼオンのジャウロ・ザケルガを防いだ。しかし、その反動でティオ自身が気絶してしまう。
  8. リマ・チャージル・セシルドン
    チャージル・セシルドンを同時に2つ生み出す術。両手それぞれで操ることができるが、本来両手で支えても負担の大きい盾を片手で扱うので、体(特に腕)に相当な負担がかかる。ティオの最大防御呪文。
  9. シン・サイフォジオ
    「サイフォジオ」の強化版。自身以外の仲間を回復させる術。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思ったときに、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
  10. ギガノ・サイス
    ゲームオリジナル呪文。両腕から羽のついた巨大ハート型エネルギーを放つ術。

大海恵[]

(おおうみ めぐみ)

声 - 前田愛

この作品のもう1人のヒロインで、ティオの朱色の本の持ち主。高校生[2]にして容姿、スタイル共に非常に優れた超人気アイドル歌手でもある(アニメでは胸が強調されている)。プライベートでは変装用の眼鏡を常に携帯している。持ち歌のイメージは「リンドバーグ[3]。原作ではもっぱら歌手面での描写のみだが、アニメ版では、グラビア撮影やTVドラマ出演といった多方面での活動も描かれている。髪の色は原作が黒[4]で、アニメは茶色となっている。人気投票では、第一回と第二回が6位、第三回が4位だった(魔物のパートナーでは清麿の次に人気がある)。ティオとは、港での撮影の時に出会った。

困っている人を見ると放っておけない優しい人柄。物事に対し肯定的な性格で、何かと背伸びしたがるティオを暖かく見守る。また、気配り上手なしっかり者で、料理も得意。合気道をたしなみ、腕っ節は清麿を上回る。アニメ版では、フォルゴレやダルタニアンを撃退する描写も見せた。原作第20巻扉絵で、原付もしくは中型未満(ヴェスパ系)と思われる二輪車に乗っている描写があることから、原付免許か普通二輪免許のどちらかを取得していることが伺える。以上のように温和な性格と幅広い技能を持ち合わせ、一見完璧とも思える彼女(ティオ曰く「綺麗で優しく、強くてカッコイイ」)だが、卑猥な言葉は口にできないというアイドルならではの弱点もある。落ち着きのある常識人という立ち位置からか、メインの味方登場人物の中では唯一、滅多にディフォルメされた崩れ顔(目がビョーンと飛び出る、等の漫画表現)が見られない。 作中では主に色系の服装をしており、石版編やファウード編など大きな戦いの時は常にミニスカート姿[5]でいた(アニメオリジナルではズボンを履いていることが多かった)。戦闘規模が巨大化した連載末期では、彼女がクローズアップして描かれることがほとんどないままであった。

清麿に好意を持っており、それを伺わせる描写が幾つか描かれており、顕著な例として、清麿への人工呼吸の時に赤面しながら喜んで準備をした(但し、モモンの手により未遂に終わる)ことが挙げられる。アニメ版やゲーム版等においては、更に関連描写が追加されている。

・アポロに「清麿が女の子連れて来るなんて」とからかわれ、清麿と共に顔を真っ赤にする(アニメ版石版編)。
・仕事の休みを願い出た際、事務所の社長に「恋人がいるの?」と尋ねられ、「恋人というか…」「年下です」と赤面しながら言う(アニメ版ファウード編)。
・ファウードが動き出し、清麿が仲間達に「何かに掴まれ!」と呼びかけた時に清麿に抱きつく(アニメ版ファウード編)。
・自身の水着写真集をプレゼントしようとする(GBAゲーム『魔界のブックマーク』)。
・パートナーカードに右手の小指を立てていたイラストが描かれていた(金色のガッシュベル!! ザ・カードバトル)。

故に生じるライバル心からか、挑発をしてきたスズメには意地悪ともとれる行動を返したこともある。アニメではウォンレイとリィエン、サンビームとエル・シーバスがイチャイチャするシーンを見て、顔を真っ赤にしていた。

アニメでは出番自体が原作以上に増しており、オリジナル回や追加描写による話の際には、清麿の家に来たりして共に行動することも多かった。 また、公式ガイド本における作者発言によると、男子からのお便りが非常に多かったとのことで、男性読者からの人気は相当なものであったと思われる。

誕生日:8月12日。年齢17歳。血液型:B型。身長:167cm。趣味:歌、スポーツ水泳)。好きな食べ物:焼きタラコおにぎりシフォンケーキ。好きなタイプ:何かひとつ極められる人(スポーツでも芸術でも)。

脚注[]

  1. ただし、劇場版『101番目の魔物』ではなぜか平然とスカイダイビングに興じていた。
  2. アニメ版の設定では「神楽坂女学院」に通っている。放映当時、夏休み期間限定で営業されたお台場・AQUA CITYでの臨時店舗「ザケルショップ」における背景美術画資料展示より(2004年度開催時の展示)。
  3. 原作ガイド本「まるかじりブック(1)」より。
  4. アニメ放映開始後はそれに合わせる為か、カラーでは茶色交じりで描かれるようになった。
  5. ミニスカートのままパラシュートで降下(アニメ版)したり、他の男性メンバーの真上にぶら下がったり、強風吹き荒れる上空で平然としている等があるが、設定資料では黒いスパッツを履いている事が伺える。
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