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金色のガッシュ!! > 金色のガッシュ!!の登場人物 > キャンチョメとパルコ・フォルゴレ

テンプレート:ネタバレ冒頭 キャンチョメパルコ・フォルゴレは、雷句誠漫画金色のガッシュ!!』および同作を原作としたテレビアニメ『金色のガッシュベル!!』の登場人物。

キャンチョメ[]

声 - 菊池正美

ガッシュの仲間。アヒルのくちばしのような口をした魔物[1]。変身や小型化など、主に敵を撹乱させる術を使う。数少ない善の心を持つ魔物。ファウードの正体にいち早く気付く等、ガッシュの仲間の魔物の子の中では比較的頭が冴えるようである(デュフォーにも「お前はこの二人(ティオとシェリー)よりは頭がいい」と言われていた)。

当初はとても臆病なお調子者で、彼自身曰く「フォルゴレがいないと何にもできない」程だった。ガッシュの事は魔界時代から知っており、同じ落ちこぼれの彼になら勝てると思い来日。しかし、常に逃げ続けていた自分とは対照的に強く成長していたガッシュの姿に愕然とする。この事を契機に強い魔物になろうと誓い、人間界での経験を通して徐々に勇気を身に付け、大事なものを守る時は決して逃げず、戦う事が出来るまでに成長した。服のポケットには常に大好きなお菓子を忍ばせていて、お菓子の誘惑にめっぽう弱い。フォルゴレの様にかっこいい男になり、尚且つ、魔界を良い世界にするのが目標。

石版編ではキッドペアと行動してベルギム・E・Oと戦うが自分が何も出来なかったせいでキッドを失ってしまったという恐怖心がこの時から出来てしまった。

ファウード編ではガッシュと共にキースとブザライと戦うが相当な実力の差に圧倒され、キッドを失ったときの恐怖心を思い出しその所で新呪文の「ディマ・ブルク」を覚える。ガッシュと連携を取りブザライを送還し、キースを撃退した。メインコントロールルームで刺客のロデュウとジェデュンと対峙し、ゼオンに最初の標的にされ、戦う。今まで送還された魔物(ウォンレイ・リーヤ・テッド・バリー)の事を思いながら戦うがあと一歩という所でやられてしまい柱に閉じ込められる。後にチェリッシュに助けられる。

実はデュフォーを驚愕させるほどの潜在能力を秘めており、その能力は相手の脳に直接影響を与える強力な幻の力を持つ(元々キャンチョメは術でハッタリをかました時、全ての術で最低一度は騙せたほど)。しかし、この強大な力を得た事によってキャンチョメは、いじめられっ子であったトラウマや大事なものを失う事への恐怖心から、悪者を徹底的に追い詰めて恐怖と苦痛を与える非情な面を見せるようになってしまう。幻によって変化した最終形態はまさにライオンに似た怪物そのものであった(その恐ろしさはミールをも驚愕させるほどである)が、身体を張ったフォルゴレの説得により自分の過ちに気付き、泣きながらフォルゴレに謝罪した。その後もう1度シン・ポルクを使い、ゴームに「魔界に帰ったら友達になろう」と誘うが、ヴィノーペアの不意打ちからフォルゴレ達を守るためにパピプリオと共に本を投げ飛ばすも、パピプリオと共に本を燃やされてしまい、ガッシュに後を託して魔界に帰った。しかし、このときのゴームに対する行動は、後のゴームに大きな影響を与える事になる。魔界で復活した後は家族と暮らしているようで、人間界で友達になったゴームやパピプリオと仲良くしているようである。

好きな食べ物:魚、アメチョコレート。人間換算年齢:6歳。趣味:ダンス、手でこぐスケボー、間食。

呪文[]

  1. ポルク
    様々な物に姿を変える術。自由自在に変身できるが、基本的に形を真似るだけである。人間に化けると、どこか一部分が異常な形になる(口ばしがついたり、鼻が伸びたり等)。初期は見掛け倒しの術扱いだったが、清麿の助言等により有効に活用する場面も描かれるようになった。
  2. コポルク
    自分の身体を小さくする術で、奇襲に有効。これで、気付かれずに何度か敵の本を燃やしたこともある。緊急回避にも使われる。
  3. ディカポルク
    巨大な自分の幻影を作り出す術。本体であるキャンチョメと同じ動きをする。主に敵の気を引くためや、幻影に向かって術を撃たせ、心の力を無駄遣いさせるために使用する。
  4. ディマ・ブルク
    キャンチョメの分身を8体生み出す術。キャンチョメの想いの強さで分身体の強さが変わる。複数体が力を合わせれば、ギガノ級の術も押し戻せる強さを持つ。幻やまやかしを得意とするキャンチョメの術の中では珍しく実体を伴い、尚且つ唯一術名に「ポルク」と付かない術である。
  5. フォウ・スプポルク
    手から出した光と音で相手の術を包み込み、発動させた魔物のパートナーがそのどちらかを見るか聞くことで相手パートナーの脳に「術を止める」、「心の力を止める」という命令を強制的に出させる術。その結果、相手パートナーは自ら呪文の発動を自分の意思とは無関係に、しかも自覚の無い状態で終了させてしまう。この術の仕組みを知らない相手からして見れば「この呪文により自分の術を打ち消された」と思い込む事になるだろう。
  6. ミリアラル・ポルク
    相手に幻想を与える高密度のガスを放つ術。一度見た事のある、他の魔物の呪文をキャンチョメ自身が唱えると同時に高密度のガスを放つ。このガスに触れると相手の脳に「自分の術を受けた」という強烈な暗示にかかり、肉体に自分の術と同等のダメージを受ける。これにより、表面的には相手の術をそのままキャンチョメが使うことができる。ただし、標的となる魔物が術の正確な情報を持っていなければ効力が現れない。その為ガスが当たっても、唱えた術を使えない魔物やただの人間には効果がない。
  7. シン・ポルク
    キャンチョメの最大呪文。「シン」の術の一つ。「自由に姿を変える」「幻を作り出す」「敵の脳に直接命令を下す」と言う、これまでキャンチョメが示した能力全てを同時に、かつ極めて強力な形で発動させる術。この3つの能力を組み合わせることで、発動中は自身の肉体に想像した通りの能力を付加させることができるようになる。作中の具体的な描写としては敵や周囲の空間全てを支配し、「空間を幻で覆うことで風景を自由自在に変える」「見た目を武器に変化させた体の一部を標的に命中させると、標的は武器で攻撃された錯覚によって肉体的ダメージを負う」「発動中はキャンチョメの姿・声を認識させることで相手の呪文や能力を打ち消す」「錯覚による肉体的ダメージと同時に衣服が傷付いて行く幻影を見せる事で、攻撃によって本当に物理的外傷を負ったと思い込ませる」等の無敵にも見えるほどに凶悪な効果を発揮。ガッシュとの模擬戦では『バオウ・ザケルガ』を発動させた上でほぼ無傷の勝利を納め、ゴームとの戦いでも相手の攻撃全てを破った上で一方的な勝利を収めている。また精神への攻撃のため、術を解けば多少のケガや大きな疲労感は残るが、術中ほど肉体にダメージは無い。但し、長時間この術の影響下にあると精神が崩壊する危険性がある。数ある「シン」の術の中で、使用者自身の肉体的には悪影響が全く無い数少ない術だが、その強力さゆえにキャンチョメの心に負の感情が芽生えてしまい、精神的には悪影響を及ぼした。あまりにも強力なことから、デュフォーには魔物の戦いでは最強の呪文と評されている。しかしこれまでの術同様キャンチョメの肉体そのものを強化する効果はないため、術の効果による撹乱をかいくぐりキャンチョメ本体に物理的ダメージを与えられれば成す術もないという欠点も存在する[2]。後にガッシュの金色の魔本に再登場。クリア完全体に迫ってくるガッシュと清麿、地球の幻を見せて、クリア完全体に無駄な攻撃をさせた。
  8. ガポルク
    ゲームオリジナル呪文。ポルクとは違い、姿を変えたモノの能力を伴うことの出来る術(ゲーム中では巨大うちわに変身し竜巻を起こしたり、壁に変身して相手を押し潰したりした)。

パルコ・フォルゴレ[]

声 - 高橋広樹

キャンチョメの黄色の本の持ち主。イタリア出身の世界的映画スター。長い金髪と下まつげ、ケツ顎だが、自称「絶世の美男子」または「イタリアの英雄」。いずれも自称ではあるが、行く先々でたちまち大勢の女性に囲まれてしまうため、あながち間違ってはいないかもしれない。彼自身も女性が大好きで、触ったお尻や揉んだチチは数知れず(アニメでは恵に近づこうとしたが、合気道で返り討ちされたことがある)。キャンチョメとは「高貴なる」を認め合った仲。彼の行動(奇行)が清麿の怒りを買い、ザケルをくらう事もしばしばある。何度倒れても「鉄のフォルゴレ」のテーマで立ち上がるタフガイ。戦いではその頑丈な体を生かしキャンチョメをサポートする。キャンチョメには無敵だと思われているが、攻撃呪文を受け過ぎるとさすがの彼も限界が来てしまう。基本的にかなり純度の高いギャグキャラクターだが、時折非常にカッコイイ表情も見せる。キャンチョメとは雨の日に、イタリアの路地で出会った。

その異常なまでのタフさの秘密は、彼本人の少年時代の過去にある。かつて故郷の田舎町に住んでいたフォルゴレは、今の姿からは想像出来ないぐらいにグレており、ハードな不良風の出で立ちをし、ライオンのように荒んだ心で暴力に生きる日々を送っていた。時折人助けもしていたようだが、周りから凶暴さを良く知られている為、助けても怖がられ逃げられてしまうだけだった。遂に両親から猟銃を突き付けられて追い出されると言う仕打ちを受けてしまっている。故郷を追われてから暫くして、偶然店のテレビカバに留まっている小鳥の姿を見た(そのため、彼は好きな動物にカバを挙げている)。フォルゴレは、自分もカバの様に不恰好で良いから他人に受け入れられる事を決心し、暴力と決別して俳優への道を進み、現在の様に愉快で愛情溢れるキャラクターとなった。その様な思いからか、多忙な中でも病気の子供達のために病院を訪れコンサートを行うなど、あらゆる人のために活動する事を惜しまない。しかし現在のように変わっても、フォルゴレの両親は彼との面会を拒否し続けており、故にフォルゴレ自身は暴力によって大切な物を失う事を人一倍熟知している。

大ヒット曲「チチをもげ!」は実際にCD化された。原作ではこのCDは日本限定でリリースされている模様で、アニメでは地元のイタリアなどでも披露された。

誕生日:9月7日。年齢24歳。血液型:AB型。身長:190cm。趣味:ダンスナンパ、オシャレ。好きな食べ物:オリーブオイルたっぷりのスパゲティ。好きなタイプ:セクシーバンビーナ

脚注[]

  1. 作者曰く「初期設定ではオランウータンをベースにデザインしていたら、ガッシュの仲間になるキャラだからと言う理由で人型にしようとして書き直したらいつの間にかアヒルのようになっていた」とのこと。
  2. 作者ブログより。

es:Kanchomé y Parco Folgore pt:Kanchomé e Parco Folgore

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