テンプレート:ネタバレ冒頭 キッドとナゾナゾ博士は、雷句誠の漫画作品『金色のガッシュ!!』および同作を原作としたテレビアニメ『金色のガッシュベル!!』の登場人物である。
ここでは関連人物としてMJ12についても解説する。
キッド[]
声 - 岡村明美
おもちゃの人形のような姿をしたチビッ子魔物。自身の体を兵器などに変形させる、機械系の術を使い、見かけとは裏腹に高い戦闘能力を持つ。素直で純粋な性格で、ナゾナゾ博士の「ウ・ソ」にしばしば騙される(その際、凄まじく驚愕した表情になるのがお約束)が、それでも博士への尊敬心を失わずに慕い続けている。
最初はナゾナゾ博士に頼りがちな性格だったが、千年前の魔物で四天王の一人、ベルギム・E・Oとの戦いで「ギガノ・リュウス」で本を燃やされ倒れたナゾナゾ博士を守る際には、ナゾナゾ博士の様な頭脳戦や勇気を見せた。最後は、自分にとっての「王様」はナゾナゾ博士であること、博士の様になれた事への喜び、博士への感謝と別れを通じ合った心で告げ、ベルギム・E・Oと相討ちになる形で魔界へと帰っていった。
その後、クリア完全体との最終決戦でガッシュの金色の本を通して出現。どうやら魂だけの存在になっても性格などは相変わらずの様子で、他の魔物達と共にガッシュの大きな力になった。
人間換算年齢:8歳。好きな食べ物:魚、チャーハン、葡萄ゼリー。趣味:人形のマネ、工作。
呪文[]
- ゼガル
- 口から銃口が出てきて、そこからエネルギー弾を撃つ。
- ゼルセン
- コルルが使っている物と同じ術で、腕をロケットパンチの様に発射し攻撃。
- ゼブルク
- 上半身と下半身が分離される事で、敵の攻撃を回避する。
- ゼガルガ
- ゼガルの強化版。回転のかかった直線状のエネルギーを口から放つ。
- アムゼガル
- 腕が鉄鋼で強化され、巨大化する。
- コブルク
- 口からゾロゾロと、今週のビックリドッキリメカの様に大勢の小キッドを出す。小キッド一体の攻撃力は、パンチ一発で清麿やガッシュの頬を腫れさせ、へばりついたそれをはがすのにかなりの力を要する程強い。また、泣き落としがうまい。
- ガンズ・ゼガル
- 両腕をガトリングガン状のギミックにしてエネルギー弾を連射する。
- ラージア・ゼルセン
- 両腕を結合させ、巨大なロケットパンチに変える。
- ギガノ・ゼガル
- 胸から回転の掛かった強大なエネルギー波を撃つ。
- ミコルオ・マ・ゼガルガ
- 機械の聖母風の女神を召喚する攻撃術。キッドの最大にして最後の呪文。その威力はベルギム・E・Oの最大出力のディオガ・リュウスドンを一方的に打ち破り、城の部屋を吹き飛ばす程。その一撃でベルギム自身をも送還させた。
- ミコルオ・シン・ゼガルガ
- ミコルオ・マ・ゼガルガよりも強大な機械の女神を召喚する。使い手のキッドは魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思ったときに、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
- ゼシルド
- ゲームオリジナル呪文。巨大な機械の腕を地面から出して相手の攻撃を防ぐ。
ナゾナゾ博士[]
声 - 納谷六朗
キッドの本(グレー)の持ち主。本名や国籍は不明[1]。「何でも知ってる不思議な博士」を自称し、それはやや誇張ではあったものの、魔物の戦いについては実際にかなりの事を掴んでいた。ガッシュやティオなど善良な心を持った魔物とそのパートナーに対し、あえて戦いを挑む事で成長を促そうとする。キッドとは、自宅で出会った。
かつては医者だったが、自ら執刀した手術で孫を失ってしまい(この後、孫の家族に絶縁されたらしい)、キッドが現れるまでは自分の屋敷でひたすら書物を相手にするだけの、ある意味ガッシュに出会う前の清麿と同様、自堕落な日々を送っていた。「ナゾナゾ博士」という名前はキッドと出会い、自身の知識は何のためにあるのか自問自答していた際に自分の中で答えへの道が開けたことをきっかけにキッドに名乗ったことから始まっている。新たな希望を与えてくれたキッドが去った後も、ガッシュ一同を陰に日向にと支え続ける。
キッド相手に限らず嘘を言い、相手をのせては「ウ・ソ」とはぐらかす癖があり、そのため、周りからは顰蹙を買っている。一応単なる嘘つきという訳では無く、ベルギムE・Oから攻撃を受けても「不死身の肉体だから大丈夫」と嘘をつくことで心遣いを示したこともある。しかし清麿にザケルで突っ込みを食らった回数はフォルゴレといい勝負である。
年齢:68歳。誕生日:6月1日。血液型:O型。身長:180cm。趣味:読書、情報集め、旅。好きな食べ物:寿司、ポタージュスープ、チャーハン。好きなタイプ:楽しい子。
MJ12[]
マジョスティック・トゥエルブの略称。ナゾナゾ博士に従うアメリカの超能力者集団。見かけは凄いが、個々の能力はあまり役に立たず、飛行機(ハリアー等)の操縦が主な仕事のようである。劇中で有給休暇という言葉が出ていたため、給料は受け取っていると思われる。登場した後、相手に「仲間はずれは誰?」というクイズを出題する。なお、クイズの答えは日によって変わっている。アニメでは千年前の魔物に立ち向かったが、自滅したり、逃げたりと、散々な目に遭った。集団名の由来はアメリカ軍の機密文書「マジェスティック・トゥエルブ」からの引用と思われる。
- ツー・ライティング・アイ
- 目から光線を発する。ただし殺傷能力は無い。
- ロケット・フット
- 高速移動。走力・時速300km。ある程度走るとばててしまう。逃げ足は特に速い。
- フライング・ビート
- 飛行能力。トレーディングカードゲームでは魔物やパートナーを場に出すことができ、そのカードをデッキに入れるプレーヤーが多かった。
- セカンド・サイト
- 声 - 西松和彦
- 透視能力。MJ12の中で1番背が低い。
- ダイナソー・アーム
- 声 - 四宮豪
- 恐竜並の怪力。
- ワンダフル・トゥ・ザ・フューチャー
- 声 - 安澄純
- 予知能力。
- サイコ・ジャングル
- 声 - 鶴岡聡
- 念動力。アニメの石板編では有給休暇を取って海水浴に行っていたが、仲間の危機と感じ取り、MJ12の元へ向かった。
- ファイアー・エルボー
- 炎を自在に操る。料理はうまいらしく、ナゾナゾ博士の食事は彼が作っている。ちなみに火に触れても平気、というわけではないらしい。
- ブリザード・シング
- 声 - 安澄純
- 冷凍能力(ただしこの能力は望んで手に入れたものではなく、自分も凍えてしまう)。歌好きだが、その歌唱力は名前の通り敵を凍りつかせるほどのひどい音痴である。
- トレマー・モグラー
- 地中移動。前が見えずに岩などにぶつかることもある。
- テレパシス・レーダー
- 声 - 飯田利信
- MJ12をまとめる司令塔。アンテナ付きの帽子をかぶっている。
- ビッグ・ボイン
- 声 - 永野愛
- MJ12が誇る最終兵器。ビッグな胸を武器に、敵を困惑の渦に巻き込む(アニメでは、「ボインアタック」という技があり、この技で空港テロを撃退したことがある)。それ以外の特殊能力は無いものの、ムードメーカーとして、そして実務上でもある意味、この軍団の中で一番周りに貢献できている。また、原作では「イェーィ!」と、自分のテーマソング以外は喋る事がないが、アニメの番外編では普通にしゃべっていた。アメリカ版では、「レディ・スーザン」という名前になっている。
これ等は雷句が考えたわけではないらしい。アシスタントに雷句が「ビックボイン以外はかっこいいデザインで頼む!」「いいか!かっこいいデザインだぞ!」といっていた。当初は、サイコ・ジャングルの腋毛はそのままだがボツ、ロケット・フットの帽子は最初は競輪選手がつけているようなヘルメットだった。ブリザード・シングは震えているのはいいが、下にペンギンの可愛らしいかき氷機があったがボツにされた。
脚注[]
- ↑ 『まるかじりブック』で、キッドは人間界に送られた当初ナイジェリアに出現していた所を見ると、国籍はナイジェリアだと思われる。
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